1記事ずつの手作業の引っ越し、2010年分がようやく終わりました。ほぼすべて映画やCDのレビューになっています。(自分のイベント参加や拙作発行告知もしているのですが、再掲してもあまり意味がないので、残したい情報を併記していない場合は省くことにしました)
最初は過去のサイト日記などから転載していたらしく、我ながら矢継ぎ早で。(笑)でも忘れていたことも多くて新鮮でした。昨日はBBC版シャーロック・ホームズのDVDに入っている特典ドキュメンタリーにデビッド・バークさん(グラナダ版ホームズの初代ワトスン役。大好きです♥)が出ていたことを再発見し、DVDを出して再鑑賞しました。内容については当時の記事(「BBC版シャーロック・ホームズ その2/コナン・ドイルの声」)に譲りますが、バークさん白髪で素敵です♥
カッシング丈主演の「BBC版」シャーロック・ホームズ♥ |
もちろん本編もちらりと見直しました。この特典が入っている盤に『青い紅玉』が入っているのでそちらを。(ホームズの中でも大好きなお話です♥)
映像のホームズはグラナダ版で刷り込んでしまったので、ゲストキャラに配役された役者さんの年齢層や演出の違いなんかが新鮮に映ります。そしてホームズの時のカッシング丈……早口でハツラツとしていますね!(もちろん役のせいなのですが(^^))
ピーター・へイニングのグラナダ版ホームズガイドブック『NHKテレビ版 シャーロック・ホームズの冒険』(歴代のホームズ映像作品についても詳しく書かれています)によると、カッシング丈はすでに映画版でホームズを演じていましたが、このテレビシリーズでもかなりこだわり、原作やシドニー・パジェットの挿絵に忠実なものにしようとなさったそうです。努力が実ってこの「BBC版」ホームズ(今こう聞くと『SHERLOCK』のほうを連想してしまいますね(^^;))は絶賛されたそうですが、天候のために撮影スケジュールが遅れて最後には「1話を3日で」のペースだったそうで、ご本人は満足していなかったとのこと。
「何本かのエピソードは見るたびに不愉快になります。そこにあるのはピーター・カッシングが最高のシャーロック・ホームズを演じているところではなく、ピーター・カッシングが台詞を必死に覚えて、上手く言えたのでほっとしているところだからです」
と謙遜していたそうです。謙遜にしてもユーモラスに聞こえますよね。訳文にきっちり感があるのでお堅く響きますが、残っている他のインタビュー映像などの印象を加味して想像すると、あえて「相手に笑ってもらえるように」話していらっしゃるように見えます。お人柄がしのばれます。(^^)
…個人的には、ほとんど映画でしか見ていない方なので、テレビらしいライティングや画質・テンポで見ると「実在の人だったんだなあ」(?)……と妙な感慨が。ほんとに日本語字幕付きで見たいです……!
引き続き残りの記事も移していきます。他のタスクの合間を見ながらなのでペースが読めませんが、よかったらお付き合いください。(元の記事をアップした日付で追加しているので、更新お知らせ機能に反映するのかどうか……自分が使っていないのでわかりません。(^^;) 念のため、時々こうして節目でお知らせさせていただきますね)