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2026年5月26日火曜日

祝・カッシング丈生誕113周年!/ネコ名演♡『怪奇!二つの顔の男』:アミカス版「ジキルとハイド」

カッシング丈ご生誕113周年おめでとうございます! 今回はだいぶ前に書いていたDVDのレビューを上げます。発売時に書いたのでなんと2年前(^^;)。芋づるの興味が広がりすぎ、きちんと仕上げないうちに他の話題を書いてしまったりで後回しになっていました。 

リアルタイムの熱気を活かしたいので当時の文章を少し整える程度にしますが、ちょっと長いので目次をつけます。リンクがなくてごめんなさい…。(bloggerさんこの機能つけて~☆)


『怪奇!二つの顔の男』DVD感想

 - 裏事情——3Dアイデアがアダに?

 - でも脚色の工夫は買う☆

 - カッシング丈の萌えどころ

 - ネコ名演

 - 個人的な偶然

 - リー名演

 - 原作古書と難波淳郎さん

 - リリースラッシュで嬉しいやら悩ましいやら


*     *     *


『怪奇!二つの顔の男』DVD感想

久しぶりにアマゾンを検索し、いつのまにか出演作の新しい日本盤が出ていたことを知りまして、さっそく注文・鑑賞しました。

『怪奇!二つの顔の男』(Amazon)


あんまりなイラストだなー日本独自かしら?とか思ってたら、
IMDbに載ってる英語盤もこのジャケットでした☆(^^;)

お話は……商品説明にもあるので書いてしまいますが、『ジキルとハイド』の脚色です。クリストファー・リー主演で、ジキルに当たるドクター・マーロウ(と、その変身後)を演じ、カッシング丈は彼の弁護士で友人でもあるアターソン役です。(これは原作通り。今回のDVDの字幕ではウターソンですが、スペルがUttersonで発音は「ア」が近く、一般的に「アターソン」で訳されてるので、そう書かせていただきますね)


ラストの感触はわりとあっけないのですが、まあアミカスもハマーもわりとこんな感じかなーと……でもいろいろ深掘りしたくなったのも事実。おかげでずーっと本棚の肥やしになっていた『ジキル博士とハイド氏』原作小説をきちんと読むことに。これは良い機会になりました。

裏事情——3Dアイデアがアダに?

…で、鑑賞後に映画の詳細情報を知るべく、いつもお世話になっているMark A. Miller著 "Christopher Lee and Peter Cushing and Horror Cinema"を引っ張り出して(おや、いつのまにかセカンドエディションが出ていますね!)、この映画の章を読んでいるところです。章タイトルは"The Good, The Bad, and The Ugly : I, Monster (1970)"――クリント・イーストウッド主演のマカロニ・ウエスタン『続・荒野の用心棒』の原題をそのまま「いただいて」います。(「直訳すると「良い奴、悪い奴、醜い奴」)。なるほど合ってる!(笑))この章を読み終えてから記事を書こうと思っていたのですが、予想外に長くて読了に時間がかかりそう(その間に鑑賞後の熱が冷めてしまいそう)なので書いてしまいますね。

さて、読んだ範囲では、製作・脚本のミルトン・サボツキーがケチョンケチョンに言われているのが印象的です。曰く、「彼の退屈な脚本と3D映画への執着が映画を台無しにした」。話によると、映像が3Dに見えるトリック——片方のレンズを抜いたサングラスをかけて見ると立体的に見える、とかいうものらしいんですが——を、サボツキー自身が発見したそうなんです。でもラッシュで試したところ、出演者を含めてほとんどの人には不評で、結局「3D」と銘打った宣伝はしなかったとのこと。でも撮影時はそれを想定して撮ったらしいんですね。

作品中に、カメラが左右に動いて人物が柱等で隠れるところが数回あります。別に「のぞき見」をほのめかすシーンでもないのに変だなー……と思っていたのですが、この「常に画面が動いている」ことが「3D」に見せるために必要だったそうで。アップを撮る時も微妙に動かなくてはならなかったとか。それは大変ですね。(^^;)

でも脚色の工夫は買う☆

映画として面白いかと言われると、確かに大成功とは言えません。でも――脚色のアイデア自体は悪くないと思うんです。公開時の宣伝でどの程度「ジキルとハイド」を匂わせていたかはわかりませんが、観客はすでに「ジキルとハイド」は同一人物だとほぼ全員が知っていたでしょう。だから変身を先に見せてしまうのも問題ありません。むしろこれをオチに持っていくのは難しい。下手をすると滑稽になってしまいそうです。

原作の刊行は1886年で、フロイトの学説が世間に流布する前のもの。当然その方面への言及はありませんし、ジキルは精神科医ではなく、最初から関心の中心は「自分の中の善と悪」です。いっぽう映画のマーロウは精神科医で、職業的な観点から「人間の内面の善と悪を分ける」研究にのめり込む、という流れです。フロイトを絡ませたために時代設定を微妙にずらしたことになりますが、フロイトの仮説がマーロウの精神科医としての言い分を下支えしていて、キャラクターに複雑さも加わり、(フィクションとしての)説得力が出たと思います。

カッシング丈の萌えどころ

ですが、この「先に正体を見せる」脚色のせいで、必然的にカッシング演じるアターソンの役割が小さくなりました。これはファンとしては残念! 原作はアターソンが狂言回しで、彼の語りで謎解きが進むのです。だけど、それでは最初に「ジキル=ハイド」の底を割る訳にはいかない。これは脚色の段階で悩んだだろうと思います。というか、自分ならたぶん悩みます。

とにかく、その分アターソンは影の薄いキャラクターになってしまいました。でも友人を救おうとする「濃い」心理なかなか萌えもので――この時代の紳士たちのホモソーシャルな世界って、腐女子には深読みし放題でなかなかおいしいのであります(笑)。アターソンがマーロウの遺言について悪夢を見るシーンがあるのですが(これは原作を読んでやっと「そういうシーンだったのか」とわかりました。弁護士であることさえ映画ではピンとこなかった!(^^;))、あの年齢のおっさんがうなされてる寝顔を、わざわざ「レースのカーテン越しに」撮るってどういうサービス? いや、うなされるカッシング丈はたしかに美しいのですが。いいんですかそんな(腐)女子向けのサービスして!(笑)

ネコ名演

そしてタイトルにした「ネコ」! いやこれはもう、見ていただくしか。カッシング丈がクライマックス直前にネコを抱いているのですが、このネコがめっちゃかわいいだけでなく、見事に演技をしているのです! アターソンの警戒する様子に合わせて、ハッとした様子で周りを見たり。いやー、きっとうまいトレーナーさんが操っているんだろうなー。お見事でした。そしてカッシング丈の節ばった美しい指でネコを撫でる様子や、一瞬キスするところもあって……もはや官能的と言いたい。全体的にわりと退屈な(ごめんなさい)流れの中で、オアシスのようなシーンでメロメロでした。初見から数回巻き戻しましたもん(笑)。

でもアターソンのシーンは少ないし、心理もいきなり濃いところが出てきたりしてバランスが変。「3-D」を想定した撮り方をしたために使えなくなったフィルムが大量に出たということなので、その影響もあるのかもしれません。全体でもわずか1時間20分ですもん。劇場映画としては短いですよね。本来はもっとアターソンの登場シーンがあったのかも……と思うと惜しいです。ネコの登場シーンももっとあったのかなー……(笑)


個人的な偶然

個人的な面白いシンクロは、偶然このDVDを知って注文した日の晩に、テレビの『100分de名著』フロイトの『夢判断』シリーズが始まったこと。その前に別の偶然からユングの『元型論』を図書館で借りていたので、その流れでも面白い偶然でした。ユングもフロイトも、自分が若い頃に接した界隈の一部では、なぜか「否定することで自分の知性を主張する」対象の一つにされてた感があって(まあその心理は理解できるんですけど、自分は部分的に興味をもってたほうなので、「うーんそこまで言わんでも」と内心思ってました(笑))、そのせいもあってかこれまでずっと斜め読みで、きちんと「原著」にあたる機会が少なかったのです。今回は『元型論』に加えて『夢判断』にも触れることになって、なんだか変な感じがします。カッシング丈のお導きでしょうか。

とにかく『100分de名著』で偶然にも予習していたおかげで、フロイトのカウンセリングは「患者自身に語らせ、解釈させるもの」だと知ったあとに見ることになり、マーロウの診療のシーンも「なるほどー」でした。映画では、フロイト説が当時から賛否両論だった様子も描かれています。(これは映画制作時の見方で誇張しているのかもしれませんが)

リー名演

主役のことが置き去りになってました(笑)。紳士然としたマーロウと野卑な変身後をリーは演じ分けます。映画の最初のほうでは見た目にあまり差がなくて、「これ見てなんで周りは同じ人だと気づかないんだろう???」と思ったのですが、だんだん外見の「野卑」の度合いがひどくなり——内面の変化の大きさが見た目に反映する、というのも「深いなぁ」と思うのですが——「まるで別人」になります。お見事な変身ぶり。特殊メイクの力ではなく、姿勢や表情でやってる部分が大きいんです。変身過程を壁に映った影で表現するシーンがあるのですが、これは芸術的なレベルで素晴らしい。身体表現が古典芸能のようです。


原作古書と難波淳郎さん

改めて、原作をきちんと読めたのは本当に自分には収穫でした。持っていたのは古~い旺文社文庫。挿絵入りで時代感がグーなんです♥ もともと古書で買ったものですが、いつ買ったか覚えていません。


本棚から発掘した原作小説。
付箋だらけになりました。

カバーイラストは難波淳郎さんという方で、今回その時代感にやられて深掘りしたら、なんと水墨画が本職の方でした。すでに故人なのですが、他にもいろいろイラスト——というか「カット」を描かれていて、調べるうちにファンになってしまいました。60-70年代のゴマブックスなんかでよく見かける、レトロ感あふれる素敵な画風です。…ついにはカット集や水墨画教本まで買い込むことになりました。(教本はDVD付きで、ご本人のお姿も拝見できます♡)こちらの話はまた長くなるので、機会があればべつのところで書きたいと思います。
(※上記文庫の本文の挿絵は司修さんという別の方です。こちらは密度のあるペン画で、やはり時代感が素敵♥)


原作、とても深読みのしがいがあるんです。一カ所文庫から引用します。ちょっと当時の訳文の読点が少なくて読みにくいですけど……

(ジキルの述懐より) 
「わたしはわれわれが着て歩くこの一見しっかりした肉体というものが実は絶えず霧のようにうつろいやすい、非物質であることを、これまでのだれよりも深く見抜いたのである」

これって心霊的な意味ではなくて、現在の量子論とかに近いイメージじゃありません? 当時なりにそれを表現しているような、なにかリアルな感触があります。「幻想味」とは違う魅力なのです。 

その他もいろいろ深くて、こんな設定なのに(?)説得力があり、予想以上に楽しめました♪


リリースラッシュで嬉しいやら悩ましいやら

さてさて、カッシング丈の話題に戻りますが、4/27には『ザ・スカル』もリリースとのこと。こちらはだいぶ前に輸入盤で見てしまったのですが、がっつり主役でリーとの共演ですし、やはり字幕つきで見たいかなあ……万年金欠病なのでちと悩むところです。7月には『テラー博士の恐怖』もリリースされるというし……予算をとっておきたいところ。うーん、でも字幕ほしいなぁ……!

『ザ・スカル』もチープな感じのするジャケットだなあ……と思ったけれど、輸入盤のジャケットも基本こんな感じでした……(なぜカッシング丈の美貌を活かさない!?(^^;))


*     *     *


以上、約2年前のテキストでした。最後に言及した『ザ・スカル』、『テラー博士の恐怖』に関しては下記に書いておりますので、よろしければご覧ください。

祝!『ザ・スカル』日本盤4/27リリース♡ザ・スカル』(2024年4月23日)
(※日本盤リリース情報の一部に、輸入盤の感想を書いています)


2025年6月10日火曜日

kindle版/新装版『脳人形の館』、別冊ふろくの配信を開始しました

kindle版の新装版小説、別冊ふろくのお知らせです。



 ▶【新装版】脳人形の館

▶別冊『脳人形の館』:Arts & Comics Collection


実質的には5/26から配信が始まっております。説明欄の更新が遅れたり、小説のサンプル表示に不具合があったりで告知を控えておりましたが、その間にも別冊ふろくのご購読をいただきました。ありがとうございます!(^^)

小説サンプルの不具合(目次の末尾がリンク切れして終わり、公開部分が10%に満たず本文が読めない)が残っておりますが、本全体のプレビューでは問題がなく、ストアでの表示の問題のようです。現在Amazonの調査の進展を待っているところです。しばらくはホームページ内のお試し読みをご利用ください。

▶【お試し読み】脳人形の館(SUSSANRAP HP内)


おそらくこのブログをご覧いただいている皆様は、すでに小説をお読みいただいた方が多いかと思います。今回小説の改訂はなく、体裁の変更と新装版あとがきの追加など行っております。(そもそも新装版化を思い立ったのは、表紙に「生誕百周年」を謳い続けていることの違和感からでした)

別冊ふろくは新規配信です。こちらは腐女子ファンテイスト全開ですので、あらかじめご了承くださいませ。(過去絵集成なので、今の自分にはもうこういうものは描けない気がします(^^;))お楽しみいただけましたら幸いでございます☆


追記:小説のkindle版旧版をお持ちの場合は、ファイルを無料で新装版(最新版)に更新することもできます。サイト内に手順のご説明がございますので、ご希望の場合はご参照ください。

▶ご購入済のkindle本を最新版に更新する方法

2025年5月26日月曜日

祝・生誕112周年!/『ビグルス 時空を越えた戦士』(1985):実は原作がすごかった☆

 カッシング丈お誕生日おめでとうございます!今回は初見したばかりの作品について書きます。

カッシング丈最後の出演映画、という情報しか知らなかった『ビグルス』、このたびようやく鑑賞することができました。というのは、郵便でレンタルできるツタヤディスカスの単品レンタルに手を出したんですね(笑)。お店に無いものもレンタルできるようになりました。

ただこれ、音声が英語ではなくなぜかスペイン語のようで。B級作品でスペイン制作はありそうなので(失礼)もともとそうなのかと思ったら……吹き替え版のようです。

ビグルス 時空を越えた戦士(Amazon)

レビューを見るとセル版もこのバージョンみたいですね。確かに音声表示はレンタルDVDでもEnglishと出るのでちょっとひどい!(^^;) このせいで必要以上に評価を下げてますね。カッシング丈の吹替はなかなか似た声ではありますが……。個人的にはマカロニウエスタンのスリコミとかありまして、スペイン語やイタリア語ってなんとなくB級感が増して聞こえてしまうんですよ。(ごめんなさい💦昔ジローラモさんとか好きでイタリア語を習ってたこともあるんですけど、スリコミは恐ろしい!)というわけでのっけから盛り下がる鑑賞だったんですが、それがのちに印象激変するとは……!

さて、ストーリーは現代(公開当時)の青年が第一次世界大戦時の前線にタイムスリップし、そこでビグルスという英雄的なパイロットと出会い、協力してドイツ軍の秘密兵器を破壊する、というSF冒険映画。カッシング丈は、主人公にコンタクトをとってくる謎の老人ウィリアム・レイモンドを演じています。でも見ていると、

「主人公はどう見てもタイムスリップした現代青年なのに、なんでタイトルロールはパイロット?」

「ひょっとしてビグルズさんてじつは有名な実在パイロット?」

「……シリーズもの?」

と疑問噴出の演出なんです。「B級だから」で片づけるにしても問答無用すぎて、そのわりに空中戦のアクションは力が入ってたり。(ここはけっこう見ものです☆)でもカッシング丈の出番は少ないし、正直退屈で何度かに分けてやっと見終わりました(^^;)。

原作があるんじゃないのか?という印象が大きかったのですが、いつも見てるallcinemaさんのクレジットには「原作」という欄はなし。…でも「Biggles」って単語にカーソルを合わせると、PCの辞書機能が起動するんですよ。マイナーな映画なのになぜ?と検索してみたところ……とんでもないことがわかりました!

じつは原作はビグルス(架空のキャラ)が主役の子供向け冒険小説で、なんと100作近くある人気シリーズとのこと! イギリス本国では観客に予備知識があったんですね。そしてもともと「お子様向け」だったわけです。

道理でコンナ映画なのに(ごめんなさい(^^;))音楽の参加アーティストが当時なりに豪華(「子どもの頃読んでた!参加できて嬉しいよ!」的な?)だったり、説明不足(というかおそらく「説明不要」)だったり、続きがあるっぽかったりしたんですね。納得できました。

英語版Wikipediaには情報が充実しているのでリンクしておきます。(今のブラウザはサクッと翻訳してくれるので便利ですね♪)

原作者W. E. Johnsについて

ビグルスについて

記事が長いのでざっと見ただけですが……作者自身も一次大戦でパイロットだったそうで、ビグルス・シリーズは一次・二次大戦あたりを舞台にした冒険物語シリーズのようです。(映画の幕切れを見ると、冒険の舞台は戦場に限らないのかも(笑))カッシング丈が演じたレイモンドも原作に出てくるキャラクターで、ビグルスの上司なのでした。うーん、なんだか最後にこんな映画で零落した配役(涙)…みたいに見えてましたが、むしろカッシング丈を取り込むことで映画のトリビュート感を高めているのでは? そうでしょ? いやきっとそうだ!!(断言)


wikiからリンクされている「ビグルス・シリーズ」のファンサイト(?)もすごいです。
WWW.BIGGLES.COM

レトロな表紙イラストが、今見ると別の意味で魅力的ですね。残念ながら邦訳はないようですが……もっとも時代を反映して人種差別的なところがあったそうで、しかも子供向けですから翻訳なんてあり得なかったでしょうね。(二次大戦時なんかニッポンは敵対国ですし☆)

でも英語版原作は今でもAmazonにあって、なんとkindleでも配信されていました! で、1作目"Biggles: The Camels are Coming"のサンプルを落としてみたところです。これからチラッと覗いてみます♪


…お話を映画に戻しますが……どうやら映画のタイムスリップは「現代」にすり寄せるための映画独自の工夫で、出てくるキャラも(「現代人」以外は)原作のいろんなところから引っ張ってきているようです。一次大戦ものにそぐわない「現代的(公開当時の)」でポップな音楽も、ある意味ご祝儀的なものだったのでしょう。原作ファンには「こう来たか」的な楽しみ方ができたのかもですね。

で、本家イギリスでの評価はどうなの?と気になりまして、UKアマゾンのDVDページを見てみました。こちらではなんとブルーレイまで出ていて、評価も高い!

Biggles: Adventures In Time [Blu-ray] [2015] (Amazon.UK)

やっぱり「子供の頃原作が大好きだった/映画を楽しんだ」というファンがたくさんいらっしゃるんですね。(レビュー欄の熱さを見てください!) でもそれはやはりノスタルジーで、映画が残念な出来だという評価は同じ。アメリカ向けのマーケティングのせいだという指摘も。なるほど、たしかにあの青年はアメリカ人でしたもんね。下に引用させていただきます。

Amazon.UKのレビューより(訳は自動翻訳のままです)

全く異なる2つの層、すなわち、文学上の英雄として名高いキャプテン・W・E・ジョンズの熱心な愛好家と、そのキャラクターを全く知らない1980年代のアメリカの観客を引き付けようという楽観的でありながらも素晴らしく不自然な試みで、イギリスの映画製作者たちは1980年代半ばに、必然的にどちらをも満足させない映画を作り上げてしまった。

…そんなところが現実なのでしょう。それはともかく、レビューを読んでいたらきれいな画面で観たくなってしまいましたよ~(笑)


映画の最後はシリーズ化の可能性を見せているので、一作目が成功していたら現代青年とビグルスのバディものシリーズができていたかもしれませんね。どちらの俳優さんもステキなので、腐女子受けしてコミケに島ができそう。(おい☆(笑))見てみたかった気もします。もちろん映画として面白ければですが。そしたらカッシング丈の晩年の当たり役が増えていたかも……いろいろ想像をかきたてられました。戦争モチーフなのでファンタジックな設定に違和感がありましたが、タイムスリップもドクター・フーに近いノリで見るのが正しいのかも。

 

…なんて書いてたら、Youtubeで音声英語版の「禁断の全編アップ」を見つけてしまいました……この手のアップはわりとすぐ消えたりするので、今のうちに見ておこうかな。自動翻訳の字幕も借りたDVDより意味が分かりやすかったりするのですよ。言葉遣いヘンだけど。(^^;) 埋め込ませていただきます。こっそりとどうぞ☆(笑)




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業務連絡:お知らせしておりましたkindle版『脳人形の館』の新装版への更新と別冊ふろくの新規登録は、先ほどファイルのアップロードを終え、現在Amazonの審査待ちです。公開されてみないと商品ページの印象や見本の分量がわからないので(なぜKDPって商品ページのプレビューないんだろう?)、いろいろ整えてから正式にお知らせすることになると思います。とりあえずは、本日5/26のリリースという記録になることを祈ります。(中に書いてる奥付はそうなっています(笑))


追記:……とか書いていたら、別冊付録のほうはもう公開されていました!(はやっ!) 改めて次の記事にてお知らせさせていただきます!

2025年5月22日木曜日

kindle新装版『脳人形の館』進捗状況

肝心のこちらでお知らせしそこねておりましたが💦、kindle版『脳人形の館』の新装版化を進めております。紙で発行済の新装版(現在販売はBOOTH通販のみ)と内容・体裁を合わせ、別冊付録も電子化します。(※小説の改訂はございません)そちらの進捗状況のご報告になります。


 ☆以下はHP内「バックヤードブログ」と同内容です☆
元ページ:https://sussanrap.jimdofree.com/2025-5-21-kabe/


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お待たせして申し訳ありません。『脳人形の館』kindle版の新装版への差し替えと別冊付録のリリース準備、ちょっと遅れております。

 

私事で恐縮ですが、じつは老母が室内で尻もちをつきまして、その拍子に背骨の圧迫骨折というのをしてしまい、kindle作業にとれる時間が減ってしまった……という事情もありました。本人は痛かったり痛くなかったりで、それほど深刻に受け止めておらず、先生も「まー1ケ月くらいは痛みはありますよ」と笑っておられて、診断名から想像するほど大変な状況ではありません。いちおう今月いっぱいくらいはゴロゴロして安静にしてね、ということで、本人は大好きなお買い物に出られないので退屈しきってるくらい。部屋の中ではちょこちょこ動いているし、バス・トイレも自分でできるので不幸中の幸いでした。自分も家事のワンオペシフトを工夫して慣れてきたところで、ようやく電子書籍の作業も本格的に再開しました。

 

別冊付録のほうは、kindle createという初めてのツールを使い、途中起動しなくなるトラブルもありましたが、KDPへの問い合わせで解決し、なんとか電子書籍ファイルを完成できました! 一方、ここにきて想定外にてこずってるのが小説本体のファイル。なぜか目次がうまく反映しないのです。

kindleには、ページ内に表示される普通のリンク付き目次と、kindleの機能でプルダウンで見るNCX目次があります。で、このNCXが、なぜか「見出し(見出し1)」「小見出し(見出し2)」の階層を正常に表示してくれない! 小見出しが普通の見出しレベルに上がり、その下層に次の見出しが小見出しレベルに下がって畳みこまれちゃうんです。これは困る!

 

Wordで原稿を作っているので、自動生成した目次(これが原稿ページ内に表示されます)をtocとしてブックマークするとNCX機能が拾ってくれるんですが……不思議なのは、原稿ページ内に生成した目次には最初から正常に階層が表示されていること。おかしくなるのはNCXだけなんです。それで思いつく微調整をしては1分単位で試行錯誤、を繰り返しております。うーん、ほんとにkindle草創期の苦労が思い出されます。(あの頃はKDPのシステム自体が日々試行錯誤していて、条件がどんどん変わっていくので大変でした!)

 

この件もKDPに問合せてみたら、(ファイルを調整するのではなく)一から作り直すのがおすすめ、という正論をいただきました。うーん、それはわかってるんですけどね(^^;)。けっこう細かく調整しているので、一からやり直すのは避けたくて。もし同じような質問が過去にあったら、参考になる話が聞けるかも……と思ったんです。でもやはりそれ以上の情報はないのか…と腹をくくり、試行錯誤用に小さいファイルを作ってテストを始めました。そしたらこれ、なぜか横組みにすると解消するんですよ! 横組みのファイルを縦組みにするとまたおかしくなる。はて? 

 

KDPのヘルプでは、Word→NCX化の説明はなぜか1階層の例だけなんですよね。これもいつものKDPの「…ちなみに日本語の本では使えません」のひとつなんだろうか……?(-_-;) うーん、過去に出したkindle本でも『美学としてのJUNE』なんかは横組みで、階層つきの目次をスムーズに設定できていましたし……。もしもそういう根本的な原因だった場合、KDP利用者レベルで試行錯誤するのは時間の無駄かもしれませんね。(日本語がKDPではマイノリティな言語なのを痛感するのはこんな時。ひがんでも仕方ないですけどね☆)

 

ともあれ、なんとか階層なしのNCXは表示できるようになったので、どうしても解消しなければこれでいこうと思います。見返してみたら、旧版もそうなっていました……覚えていませんが、前回も同じ問題にぶち当たったのかも? 根本的には紙版のWordファイルを流用・修正してやってるのが問題なのだろう、とも思います。(^^;) でもこれは自分には一番自然で、細かい修正漏れを防げて効率的なんですよね。困ったものです。

 

この先出す本でも階層目次は使いたいし、この際Wordの自動生成目次とkindleのNCXとの関係がどうなってるのか調べてみるのもいいかな……とも思います(好奇心としても)。 ただ、脳人形新装版は、せっかくこの時期になったのなら5/26のカッシング丈お誕生日に合わせたい、という気持ちがあるんですよね。すでに奥付の発行日はそうなっていたりします(笑)。差し替え時期がずれ込んだとしても、発行日だけこの日付にしとこうかなあ……などと今から思ったり。とにかく今はできることをやってみます。

 

お待ちくださっている皆様には本当に申し訳ありません。もう少しお待ちくださいませ。<(_ _)>


2024年9月9日月曜日

『テラー博士の恐怖』Blu-ray感想

時間が経ってしまいましたが、購入を迷っていた新発売ソフト2つ、結局買ってしまったので(笑)感想を書きたいと思います。まずは発売の早かったテラー博士の恐怖』Blu-rayから。お話は、列車のコンパートメントに乗り合わせた乗客たちが、謎の「テラー博士」(これがカッシング丈)にタロットカードで恐ろしい未来を見せられ…… というもの。


正直に書きますと……うーん、あくまで自分にとってはですが、作品だけならソフトを買いたいと思うほどのものではありませんでした。未見なので買いましたが、一度見れば充分。(^^;) 

出演者レベルでは、確かにカッシング丈の存在感はありますし、クリストファー・リー御大(高慢な美術評論家役。すごく合ってます!)や、訃報が記憶に新しかったドナルド・サザーランド(若い❤)、ジェレミー・ケンプ(自分にとってはグラナダ版ホームズのロイロット博士とTNGのピカードかんちょの兄❤)、密かにお気に入りなマイケル・ガフ(いろんなところで出会う(笑))など、お楽しみがてんこ盛りです。

が、しかし……オムニバスとして成立してないだろうこれっ!(^^;) 
矛盾というかなんというか、指摘するのもかえって憚られるレベルなんですが、オムニバスとして整合性がないので、木に竹を接いだようなラストで「えっ?」となってしまう。 個々のエピソードはなんとか見られるとしても、あのカッシング丈の●●という設定でまとめることができてないのです。(加えてカッシング丈の美貌ボーボーの眉毛に隠されてもったいなーい☆……いや、それでも隠しきれない美しさ、と言うべきでしょーか!!
※以下はネタバレありです。


カッシング丈の設定……まさに死神なのですが、それが彼らを連れて行くのはいいとして、カードで見せる彼らの「未来」は……いったいどういう時系列?(^^;) これから死ぬ、ということを見せられている人も入れば、死なないでただひどい目に遭うだけの人もいます。そのうえそのままあの世に行ってしまうので、カードで見せられた「未来」は結局やってこないんじゃ??? あるいは死神が見せているのは過去なのか? 乗客たちが「自分の経験を忘れた状態で、あの世に行く列車に乗り合わせた死者の霊たち」ということなら、それでもいいのですが……でもでも、個別エピソードで死んでない人はどうなるんだ???

たぶん、こういうツッコミは野暮なのでしょう。人間の死亡率は究極的には100%ですしね。(^^;) もしも深夜にたまたまテレビをつけた時にこんなトンデモ映画をやってたら、自分も「な、なんじゃこりゃー!❤」とツッコミ入れて爆笑しつつ狂喜するだろうし、逆説的に「思い出の一本」になるのは想像に難くありません。「そういうもの」として暖かく見守るべきなのでしょう。奇妙な時系列の混乱も、深読みすればハードSFな時間解釈に見えてくる……かもしれないし!(笑)

なんだかツッコミばかり書いてしまいましたが、特典を含めたソフトとしてはとても楽しめました。なんと特典インタビューにはリーグ・オブ・ジェントルメン(イギリスのコメディー集団。メンバーがホラー好きで知られている)のリース・シェアスミスさんも登場! 作品の思い出を語ったりしています。ひっくり返りそうになりました! 最近Twitter……じゃなかったXはあまり覗いてないのですが、じつは使い始めた頃から十数年フォローさせていただいているのです。今はどうかわかりませんが、毎年ハロウィーンへの長ーいカウントダウン(終わったとたんに来年に向けて始めたりする(笑))をなさっていて愉快でした。さすがホラー好きさん❤(笑)これでマーク・ゲイティス兄も出ていてくれたら自分にはお宝盤になったんですが……!(ゲイティス兄も「リーグ」の一員で、自分は『SHERLOCK』でファンになりました。リースさんを知ったのはそのイモヅルです)

このブログにもお二人が関わった話題の過去記事があるので、引っ越し順序を前倒ししてアップしておきます。よろしければおついでにどうぞ♪


(
2012/5/27)「ホラー御三家ご生誕を祝う映画~マーク・ゲイティス氏のおすすめ~

(2012/10/16)「ホラー・ヒロイン・インタビュー"Scream Queens" BBC Radio 4」


…さて、テラー博士に戻ります。作品の位置づけとしては、これがアミカス・プロダクションのオムニバス作品として最初のものだとのこと。その後のオムニバス作品は全体の形式としての整合性はあるし、好きな作品も多いので、そのきっかけになった映画史的な意義で見るべきなのかもしれません。

個々の俳優さんの演技はもちろんきちんとしています。やはり訃報が頭にあったサザーランドの若い頃の姿が印象的でした……この方の目つきはほんとに吸い込まれそうな「不穏さ」がありますね。そして色っぽくて初々しかったです❤ 他にロイ・キャッスルという方も「絶対どっかで見たことある!」と思いながら見ていました。で、しばらくしてようやく"Dr. Who & the Daleks"(カッシング丈がドクター・フーを演じた劇場版2つのうちの1本目)に出ていた方だと気づきました。そっちも見直したんですが、役の雰囲気が似ていました。


右が"Dr. Who & the Daleks"。
左は『地球侵略戦争2150』("Daleks'Invasion Earth 2150 A.D."日本盤)


"Dr. Who & the Daleks"は、日本では過去に『Dr. フー in 怪人ダレクの惑星 』のタイトルでVHSのみ出たようで、今のところDVDはありません。カッシング版Dr. Who2本目の『地球侵略戦争2150』(こちらは日本盤DVDあり)が大好きなので、1本目が海外でBlu-ray化されたと聞いた時に我慢できず購入しました。(楽しさはやはり二本目に軍配。音楽も好きです♡)

IMDbなどのプロフィールを見ると人気者だったようですが、自分がロイ・キャッスルを他で見た覚えがあるのはあのドクター・フー映画だけです。『テラー博士…』の中ではトランぺッター役なのですが、実際そうだったそうで……ということは、吹き替えなしで演奏してるんでしょうね。素敵♪ バンドのメンバー役に有名ミュージシャンも参加してるそうで、演奏シーンはたしかに素人目にもめっちゃ良かったです♪(突然シーンのクオリティが上がるので違和感があるくらい…(笑))


…話が脱線してしまいました(いつも通り(笑))。
懐かしの声優さんによる吹替音声も涙ものでした! 槐柳二さん、小林恭治さん、羽佐間道夫さん、広川太一郎さん、山田康雄さん…… テレビ放映は見たことがありませんが、声を聞いてるだけでも頬が緩みます♪ 収録当時タロット(タロー)カードは日本では一般的でなかったらしく(そりゃそーでしょーね☆)、吹替では「イタリア式カード」と言われてるのも時代感があってしみじみします。確かに「14世紀初頭イタリアで占いに使われていたといわれる特殊なカード」…とブリタニカにありました。吹替翻訳の方が調べて表現を工夫したんでしょうね。

加えて監督の音声解説出演者のインタビューなんかも付いて豪華。……いや、これは逆に特典がないと売れないかも(ゴメンナサイ☆)、とも思いますが、これらの特典のおかげで商品として成立していて、おもちゃ箱のような楽しさがあります。(欲を言えば原語字幕も欲しかったなー……あと個人的な環境の問題なのですが、DVD版も出していただけてたらありがたかったです。[ブルーレイ面倒なの☆(^^;)]一時期は愛蔵版的なソフトを両方のバージョンで出すのがよくありましたが、最近はブルーレイで定着しちゃったんですかねぇ……)

というわけで、自分にとっては恐怖映画というより「ツッコミ入れつつトンデモ設定とレトロ感を楽しむホラーコメディ(?)」という位置づけに。 「顕微鏡を見るジェレミー・ケンプ」(真面目キャラが珍しくてカッコイイぞ!)の「やはり」という台詞に手を叩いて大爆笑するのが案外正しい鑑賞姿勢かも。ライナーノートにあった、監督のカッシング丈への賛辞――「馬鹿馬鹿しい台詞に魂を吹き込めるのは彼しかいない」にも、改めて納得なのでした。

…今回これを書くために見直したら、ちょっと愛着が出てきました(笑)。未見だったカッシング&リー共演作、また一本字幕付きで見ることができて感謝です♪

2024年6月26日水曜日

日本盤リリース予定続々♡(死体解剖記、テラー博士の恐怖)

今年に入って立て続けのリリースですね。日本盤の新リリースなんてしばらくなかったので、「なんのお祭?」ってくらい嬉しいです♪ (私事で恐縮ですが、6月末が誕生日なので祝ってもらってる気分です♡ 出費は悩みの種ですが…(笑)) 


『死体解剖記』

発売順が前後しますが、まずはこちらから。(Amazonのリンクの作り方が複雑になって、画像付きリンクがどうしてもできません(^^;)。ジャケットデザインなどはサイトでご確認くださいませ☆)


死体解剖記 [DVD](7/26発売予定)


先日の『怪奇!二つの顔の男』『ザ・スカル サド侯爵の頭蓋骨』と同じコロメディアさんからの発売ですね。こちらは以前海外盤で鑑賞したので、その時のご紹介記事を前倒しでbloggerに引っ越しました。よろしければついでにどうぞ。(中に書いている通り聞き取り難民だったので、改めて字幕付きで見たいです!)



記事引っ越し時に海外盤の写真を撮りました♡
今回のもジャケット写真はカラーですが、作品はモノクロです。


詳細は上記の感想に譲りますが、バーク&ヘアという二人組の死体泥棒のお話です。わりと有名なので、イギリスの古い犯罪ネタに親しんでいる方にはおなじみかもしれません。(他でも映画になってたような気も)

映画でカッシング丈が演じるのは、彼らから解剖用の遺体を買っていた医学博士ノックス。ホラーのキャラクターというよりまっとうな医学教育者に見えます。信念があって、そのせいで周囲とぶつかって行き過ぎてしまう。それが伝わってくるので「見られる」んですね。講義シーンの堂に入った「人気教授ぶり」が素晴らしく、オーラがあって、ラストの講義は特に引き込まれます。改めて、ホラーや幻想味のある作品ほど、大事なのは俳優さんの演技力と制作側の矜持というか、ある種の「品格」なんだな、と実感しました。(当たり前ですが予算の規模で決まるわけではないですね☆)

(ちょうど『インタビュー・ウィズ・●ンパイア』を久しぶりにテレビで見かけたので無意識に比較してしまい、よりその思いを強くしました。『インタビュー…』は公開当時原作が好きで見て、キャストがイメージに合わずそれだけで印象がイマイチだったのですが、今回はそれ以前で、30分ほどでギブアップしてしまいました。映画版のファンの方にはごめんなさい。純粋に好みの問題だと思います。アン・ライス自身が脚本書いてたんですね……ほんと楽しめなくて申し訳ない☆💦)

今さらですが、カッシング丈はもちろん、他の俳優さんたちも、「こういう性質の人間が、こういうシチュエーションに置かれて、こういう反応をしている」という根本的なところを演じていて、ある意味ウェルメイドです。だからストーリーの衣がホラーだろうがSFだろうがなんだろうが、演技という意味では上滑りしないんでしょうね。決して「ホラー好き」ではない、自分みたいなフツーの映画好き(そして美老人好き(笑))でも、この時代の「ホラー映画」を見やすい理由はここだと思います。特にこの『死体解剖記』や『恐怖の雪男』なんかは、ほんとにまっとうな「研究者」の側面が芯にあって大好きです♡

(多分俳優さんのアプローチは基本的に昔も今も同じなのだと思います。ただ、「ホラー」というジャンルが確立してからそれが客体化され、作る側に「もとからホラー好き」な若い層が増え、「作品の仕立てとして」パロディ的なアプローチも出てきて、ホラー自体が「若い層(送り手も受け手も)のための」ジャンルに変貌した、と言うべきなのかも。[勝手な憶測ですが☆] 中高年のベテラン俳優が湯水のように(?)使われ、しかもそれがパロディではないハマーやアミカスのような作品は、今ではなかなかお目にかかれません。やはりその意味でも貴重に感じます)


『テラー博士の恐怖』

さて、次はこちら。(なんか「馬から落馬」みたいなタイトルで面白いですね(笑))


販売はハピネットさん。(個人的には「昔グラナダ版ホームズを出していらした会社♡」というスリコミです(笑))こちらは未見作品で、折々参照する洋書で白黒写真を見ていた程度です。特典もたっぷりのようで、これは見てみたい。(ただ、自宅の環境でいうとBlu-rayよりDVDのほうが手軽に見られるので……特典なしでもいいからDVDも出してくれないかなー。できればもう少しお安く☆(^^;))

…そういえば、出演しているドナルド・サザーランドが先日亡くなりましたね。パッと思い出す作品というと『鷲は舞いおりた』とかに遡っちゃうのですが、お年を召しても息子さんより色っぽかったなぁ……。ご冥福をお祈りいたします。


*     *     *


…2作を比べると、どちらかというと前者が欲しいんですが(^^;)……やはり未見作品は気になるし、お財布と相談しなくては☆(今気づいたんですが、『The Flash And The Fiends』DVDには1960年作品と書かれています。ブログでは主にall cinemaさんを参照していて1959年作品と書いていますが、他でもズレがあるかも……何卒ご了承ください)


怪奇!二つの顔の男 』の感想アップが後回しになってしまって、勝手にヤキモキしています(^^;)。でも「新譜情報を先に」と思うと時間が足りなくなるせいなので、書くネタが少なくて「誕生日に更新するだけ」だった時期を思うと贅沢な悩みです。(廉価版は字幕の質などちょっと気になりますが、やっぱりありがたいです☆)日本盤がない古い作品はまだまだたくさんあるので、『1989』とか『Cash on Demand』(こちらも海外盤Blu-rayの感想がまだ書けてません……めちゃくちゃオススメです☆)とかも字幕付きで見たい……!! 期待をこめて待ちます♡

2024年4月23日火曜日

祝!『ザ・スカル』日本盤4/27リリース♡

 久しぶりにアマゾンを「ピーター・カッシング」で検索したら、なんとなんと、4/27に『ザ・スカル』がリリースとのこと! おめでとうございますー♥ 


ザ・スカル サド侯爵の頭蓋骨(日本語吹替収録版) [DVD]
(Amazon) 
画像リンクがパパッと作れなくなっちゃったのでテキストのみで。
ちょっとアレなジャケットはリンク先でご覧ください。


以前の邦題は『がい骨』。まさかこんな日がくるとは思わず、だいぶ前に輸入盤で見てしまったのですが……うーん、感想を書いた記憶があるのにここにはありませんねぇ……どこだったのかしら? 

マルキ・ド・サドの頭蓋骨を手に入れた者が、その骸骨……というか、骸骨に憑りついている悪霊に操られ、常軌を逸した行動に出てしまう……という恐ろしいお話。カッシング丈はオカルト研究者兼コレクター(?)で、同好の士で競売ではライバルでもある役がクリストファー・リー。おいしい♪ アミカス作品はこのお二人が敵対しない映画がけっこう多い気がします♥

そしてカッシング丈は、この手のトンデモな「教授」をやっても落ち着いた説得力があります。(いつも思い出すのが『新ドラキュラ 悪魔の儀式』。専門家として警察に協力し、儀式のテープを聞いた後「形式を踏んでいるね」と言う冷静なたたずまいがかっこいい♪)マイケル・ガフナイジェル・グリーンなど、あの時代の英国美中年俳優さんが脇に出ているのも目の保養です♡(^^)

「骸骨目線」でカッシング丈に迫るカメラワーク(状況の詳細はネタバレになるので自粛♡)などアナログな工夫も、一瞬吹き出すけど(笑)味わい深くてオススメであります。(監督はフレディ・フランシス。納得です)

こういうのを見ると、CGの「なんでもあり」に慣れてしまった近年は、むしろ画面が退屈になったような。技術の出始めは高揚感がありましたけど(『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』のステンドグラスの騎士とか印象的でした!ストーリーは覚えてない!(笑))、CGてんこ盛りにはもはや皆さん食傷しているのでは。もしかしたら、アナログの特撮への揺り戻しもくるんじゃないでしょうかねぇ。レコードや活版印刷にファンができるのと同じように……。


手持ちの輸入盤。
日本版ジャケットを見てあんまりだなあと思ったのですが、
もともとこんな感じだったのでした…(笑)
なんでカッシング丈やリー御大の写真が使われないんだろう???



話がそれました。(^^;) さて、それはそれとして、じつは検索時についでに見つけた『怪奇!二つの顔の男』を先日入手いたしました。今感想を書いているのですが……原作(『ジキルとハイド』)まで興味が広がってしまい、仕上げるのにちょっと時間がかかっているので、新発売のお祝いを先に書かせていただきました♡


…ただ、自分は基本的にコレクターの素質がなくて(ついでに言うと特にホラー好きというわけでもないのです。ひたすらカッシング丈が好きなだけ(笑))、作品自体を見られれば気が済んでしまうんですね。輸入盤とはいえすでに見ているし、万年金欠病でもあるので(笑)、迷って予約はしていません。(アマゾンの送料無料が3500円以上になったのも大きい💦)

7月には『テラー博士の恐怖』も出るそうなので(こちらはブルーレイでちょっとお高いですが未見作品☆)、予算をとっておくべきかなあ……などと思いつつ、輸入盤のほうで再見していたら、ロバート・ブロックの原作のほうに興味が出てきて、古書漁りに予算を振り向けようかな……なんて思ったり。(一度読んでみたいだけなのですが、行きつけの市立図書館は市内の館全てを対象にしても収蔵していないのです。クソー☆)輸入盤は英語字幕もないので、聞き取り難民にとって日本語字幕つきは魅力なんですけど……うーん、もう少し悩みます。

じつは他にも、入手したあと感想を書けてないものがあります。くすん(^^;)。いろいろあって生活が変わったためペースが鈍いのですが、少しずつ追加していきます。(過去記事の手動(?)引っ越しも続きをしなくては☆)


*     *     *


来月5/26はカッシング丈のお誕生日ですね。じつは参加する予定の同人誌イベント、COMITIAの開催日と重なっているのです。その前週5/19は文学フリマ東京にも出店予定です。(夏になると体力の都合で外での活動が休眠状態になるので、今のうちにと申し込みまくりまして……💦)いずれも一次創作系イベントなのですが、カッシング丈オマージュ小説もいちおうオリジナルなので持参します。ちょっと気が早いですが、おついでがありましたらぜひお立ち寄りください。(最新の予定は随時HPにてお知らせしております)


2024年1月23日火曜日

2010年分の記事引っ越しを完了/ホームズをちらっと再見♥

 1記事ずつの手作業の引っ越し、2010年分がようやく終わりました。ほぼすべて映画やCDのレビューになっています。(自分のイベント参加や拙作発行告知もしているのですが、再掲してもあまり意味がないので、残したい情報を併記していない場合は省くことにしました)

最初は過去のサイト日記などから転載していたらしく、我ながら矢継ぎ早で。(笑)でも忘れていたことも多くて新鮮でした。昨日はBBC版シャーロック・ホームズのDVDに入っている特典ドキュメンタリーにデビッド・バークさん(グラナダ版ホームズの初代ワトスン役。大好きです♥)が出ていたことを再発見し、DVDを出して再鑑賞しました。内容については当時の記事(「BBC版シャーロック・ホームズ その2/コナン・ドイルの声」)に譲りますが、バークさん白髪で素敵です♥


カッシング丈主演の「BBC版」シャーロック・ホームズ♥


もちろん本編もちらりと見直しました。この特典が入っている盤に『青い紅玉』が入っているのでそちらを。(ホームズの中でも大好きなお話です♥)

映像のホームズはグラナダ版で刷り込んでしまったので、ゲストキャラに配役された役者さんの年齢層や演出の違いなんかが新鮮に映ります。そしてホームズの時のカッシング丈……早口でハツラツとしていますね!(もちろん役のせいなのですが(^^))


ピーター・へイニングのグラナダ版ホームズガイドブック『NHKテレビ版 シャーロック・ホームズの冒険』(歴代のホームズ映像作品についても詳しく書かれています)によると、カッシング丈はすでに映画版でホームズを演じていましたが、このテレビシリーズでもかなりこだわり、原作やシドニー・パジェットの挿絵に忠実なものにしようとなさったそうです。努力が実ってこの「BBC版」ホームズ(今こう聞くと『SHERLOCK』のほうを連想してしまいますね(^^;))は絶賛されたそうですが、天候のために撮影スケジュールが遅れて最後には「1話を3日で」のペースだったそうで、ご本人は満足していなかったとのこと。

「何本かのエピソードは見るたびに不愉快になります。そこにあるのはピーター・カッシングが最高のシャーロック・ホームズを演じているところではなく、ピーター・カッシングが台詞を必死に覚えて、上手く言えたのでほっとしているところだからです」

と謙遜していたそうです。謙遜にしてもユーモラスに聞こえますよね。訳文にきっちり感があるのでお堅く響きますが、残っている他のインタビュー映像などの印象を加味して想像すると、あえて「相手に笑ってもらえるように」話していらっしゃるように見えます。お人柄がしのばれます。(^^)

…個人的には、ほとんど映画でしか見ていない方なので、テレビらしいライティングや画質・テンポで見ると「実在の人だったんだなあ」(?)……と妙な感慨が。ほんとに日本語字幕付きで見たいです……!


引き続き残りの記事も移していきます。他のタスクの合間を見ながらなのでペースが読めませんが、よかったらお付き合いください。(元の記事をアップした日付で追加しているので、更新お知らせ機能に反映するのかどうか……自分が使っていないのでわかりません。(^^;) 念のため、時々こうして節目でお知らせさせていただきますね)

2024年1月2日火曜日

コミケ103・ご報告と御礼

 12/30、久しぶりのコミックマーケットに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!


カットを描いた時点では無料配布を考えていた冊子が『脳人形の館』付録になったため、急遽ポストカードを作って無料配布とさせていただきました。すべてお連れ帰りいただけて嬉しいです。コミケの記念にしてくださいね♥


無料配布のポストカード。
直前の突貫工事でしたがピーター・カッシングと
ホームズの2種を作りました。

あとで気づいたのですが、ピーター・カッシングのほうで上下逆さ(裏面の郵便番号欄が逆さ)に刷ってしまった数枚をそのまま入れてしまったようです。(^^;) すみません! もしお持ちのものがそうでしたら、「当たり」だと思ってくださいませ。きっと今年良いことがあります!絶対!!!


前日にSHERLOCKのコピー誌の在庫を発見し、こちらも急遽持参しました。告知もwebカタログ追加掲載も前日という……こんなこと初めてです。(^^;) 



当日朝にこんな札を作る羽目に☆

ここ数年イベント参加はJ庭+先日のコミティア(いずれもオリジナルオンリー)だけで、原作著作権切れのホームズや「1.5次創作」(自分の造語で、「当て書き/オマージュ」をこう自称してます(^^;))を弁解しながら置くことに慣れすぎ、おおっぴらに二次系を持っていく発想になっていませんでした。コミケは「美老人」でなく「ピーター・カッシング」と書いてしまってもいいんですよね…。なんか目からウロコで。(笑)

…で、スペースはこんな感じになりました。身に余るお誕生日席で、サークル窓口もお手洗いもすぐそこだったのでラクでした。お隣はグラナダ版ホームズのファンサークルさんと演劇ファングッズのサークルさんでした。どちらも親切な方々で、楽しく過ごさせていただきました。

 

設営したスペース。
急遽SHERLOCK在庫見本も置いたので
ぎっちぎちです。

初売りと既刊、グッズ、そして発掘コピー誌に至るまでお連れ帰りいただけました。やっぱりコミケは規模が違いますね。ホームズ系は写真の左側が大きなのぼりを立てた大手さんだったので、おこぼれに与ったかもしれません。うちのディスプレイは地味なので、端っこのお誕生日席だと通路幅以上に遠くから眺めることになり(加えてカオスなので)イメージがよくわからないんですが、お隣のついでに見てくださる方がけっこうおられました。

お話していって下さる方も多くて嬉しかったです。ただ最近耳がイマイチで、がやがやした会場での聞き取りが少し困難です。あと、ふだんは高齢の母との会話が多くサクサクとしたテンポに不慣れになってしまったので……聞き直してしまったり、タイミングを逸したりが時々あってすみません。(^^;) でも好きなものや俳優さんの名前を「声に出して話せる」機会は日常的にはないので、本当に楽しかったです!

ピーター・カッシングは、名前を出すと「好きー♥」とおっしゃる方がけっこうおられて。これも「さすがコミケ」の一つですね。年齢層が近くて高めの方はもちろん、若い方でも「スターウォーズのターキン」でたいてい通じます。(といっても自分も1950~60年代作品をリアルタイムで見た世代ではもちろんなく、初めて認識したのはターキンでした(^^))CGにしてまで再現されてる「ビジュアル」ですもの。カッシング丈、やはり永遠ですね。興味をお持ちになってこれから古い作品を発掘する方、大きなお楽しみが待っていますよ♥
 
kindle版のホームズ小説をお読みくださった方が訪ねてくださったり(差し入れもありがとうございました!おいしくいただいております!びっくりして取り乱してしまいすみませんでした。もっときちんとご感想を伺えばよかった…本当に嬉しかったです!)、旧版をお持ちの方々が初売りの新装版小説をお求めくださったり……本当に、本当にありがとうございました。『脳人形』は新たに編集した付録も楽しんでいただけますように。


コミケ初売りの一つだった『美学としてのJUNE』は、「まさかの完売」となりました。(最後はカバーを外した見本を割引でお渡しとなりました。すみませんでした(^^;))念のためすべての在庫を持参したのですが、正直J庭の外では需要がないと思っていたので本気で想定外でした。これまた「さすがコミケ」。自分の認識など井の中の蛙ですね。次回のコミティアとJ庭のカットをこれにしてしまったので、さてどうしようと嬉しく悩んでおります。

kindle版はこちらで引き続き配信中です。よろしければご覧くださいませ。


完売札などめったに書けないので記念撮影。
未練がましくkindle版を宣伝。我ながら野暮ですね!(笑)
(しかも値札にタイトルがないという落ち付き!(-_-;))


他の本も含めて、楽しんでいただけますよう祈っております。ありがとうございました。

1日中暖かく、ほんとに楽しいイベントでした。撤収時には目の前で2日目準備のスタッフさんが集合して、説明を聞いているのを見ることができました。この規模のイベントがボランティアベースというのは本当に驚愕で、日本の誇りのひとつに数えていいと思います。楽しいイベントはスタッフ様のおかげです。心から感謝を捧げます。


帰りに見上げたビッグサイトのお社(?)。
ほんとに特別な場所です。

次回のイベント参加は2/25のCOMITIA147、3/10のJ.GARDEN55です。夏籠りになる前に(笑)、できるだけイベントにも参加したいと思っています。情報は随時サイトにてお知らせしております。よろしくお願いいたします。

2023年12月25日月曜日

コミケ103・新装版当て書き小説など持参します。

久しぶりにコミックマーケットにサークル参加します。一番新しい本がピーター・カッシング当て書き小説の新装版なので、ジャンルは映画・芸能系で申し込みました。

配置スペース:12/30(一日目)東 Z44b SUSSANRAP(サッサンラップ)

コミケ公式サイト 


サークルカットです。


コミケ初売り2点


『新装版 脳人形の館』(別冊ふろく16p付 1200円)

新装版『脳人形の館』(\1200)と別冊ふろく表紙

こちらのブログでは再三ご紹介させていただいておりますが(^^;)、カッシング丈とクリストファー・リー妄想共演の当て書き小説新装版です。「こんな映画が見たかったなー」というストーリーを小説で書いてみました。


別冊ふろく目次

新装版で外したイラスト・漫画や蔵出しパイロット漫画ラフなどを別冊ふろくにまとめています。当初はこれを無料配布にと考えていましたが、本体がないと意味不明の内容なので「別冊ふろく」となりました。(カットで無料配布をやんわり告知してしまったので、代わりに無料配布のカードかペーパーを作れたら…と現在奮闘中です。当日できてましたら連れ帰ってやってくださいませ(^^))

『美学としてのJUNE~ブックレビューとポエムのこころみ~』(1000円)

その前に出した評論本(書評集)表紙と目次

評論本『美学としてのJUNE』も合わせて収録したポエムがカッシング丈当て書き(しかも妄想共演ジェラール・フィリップというなんでもあり☆)なので、表紙に趣味がダダ洩れしております。これら間口の狭い2点(^^;)がコミケ初売りになります。


その他シャーロック・ホームズの小説やグッズ、英国歴史ライターくんが主役のマイルドBL系小説など既刊を持ち込みます。最近額装に凝っているので、ファンアートの原画/半原画(気に入ってる過去絵をベースに手彩色)/複製画なども持っていきたいなぁと思っているのですが……こちらは「もし間に合えば」ゲリラ的に持っていきます♪

確実な分のお品書きとお試し読みなどは下記にまとめておりますので、よろしければご覧ください。

直近イベントお品書き(&通販・kindle版リンク)


コミケwebカタログをご利用の方は、こちらからどうぞ。

Comike Web Catalog 103: 土-東Z44b SUSSANRAP


数年ぶりでシステムも変わっていて戸惑うことばかりですが、こう間が空くと初参加のようなものです。初心に帰ってお祭を楽しみたいと思っております。以前お立ち寄りくださった方も、初めての方も、おついでがありましたらぜひお立ち寄りください。ヒマなサークルですので(笑)、まったりとお待ちしております♥(寒さが読めないので、ぜひ調整できる服装でお越しください。お気軽にお声がけいただけると嬉しいです♪)


追加のお知らせなど生じた場合は、サークルメインサイトに掲載いたします。どうぞよろしくお願いします。

SUSSANRAP books & more

2023年11月17日金曜日

【新装版】脳人形の館(別冊ふろく付)の通信販売を開始しました。

遅ればせながら、10/8に発行した新装版(紙版)通販開始のお知らせです。


❖ピーター・カッシング&クリストファー・リー当て書き・オマージュ小説
【新装版】脳人形の館(別冊ふろく付)[BOOTH]

個人情報のやりとりがない「あんしんBOOTHパック」でお送りしています。


❖コピー誌、kindle版にてご好評いただきました作品の新装版です。

(旧コピー誌初版『恐怖!脳人形の館』2010/10発行)

※小説は一般的な意味でのBLサービスシーンを含みません。
※新編の別冊ふろくにはBL・パロディ的コンテンツがちょっぴり含まれます。

「アミカス系で見てみたかった架空映画」のノベライズという発想で、自分なりの「萌えの極北」を追求しております。が、小説に露骨なサービスシーンはないので二重の意味でスミマセン……。(「それがあったら成立しないタイプの萌え」が好きなので……この辺が説明しづらく、腐女子系イベントでもマイノリティになる原因です☆(泣))

kindle版(旧版)ではご好評を賜り、ご感想をこちらに転載させていただいております。よろしければご覧ください。

オリジナル小説としてもイベントにて販売参加しておりますが、ご同好の皆様には1.5次創作としてイメージを重ねてご笑覧いただければ幸いです。(「1.5次」は「二次創作でもPRSでもない」ということで最近造語しました。人様に通じるかは謎☆(^^;))


【小説あらすじ】
初老の科学者ピーター・カークランドは、かつての親友クリフの遺言で古い館を譲られる。 二人はかつて切断四肢の再接合を共同研究していた。しかし七年前のある出来事以来、クリフは姿を消していた。よみがえる記憶に葛藤しつつクリフの日誌を読んだピーターは、恐るべき事実を知る——。


イベント販売

年内の同人誌イベントでは

にて販売予定です。いずれも「SUSSANRAP(サッサンラップ)」のサークル名で参加しております。詳しくはこちらをどうぞ。>イベント参加予定


*     *     *

kindle版について

kindle版の新装版化については、現在方針を検討中です。セット販売ができないので、ふろくの扱いで予想外に逡巡することになりました(^^;)。旧版の扱いを含め、方針を決定しだいご報告させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


kindle版 脳人形の館(旧版)

【新装版】脳人形の館(別冊ふろく付)[BOOTH]

2023年10月6日金曜日

10/8開催 J.GARDEN54参加のお知らせ

(今回の更新は個人ブログ(牛乃の日記)と同内容です)

直前ですみません!こちらのブログできちんとお知らせしておりませんでした💦

J庭、無事に参加の運びとなりました。特設ジャンル「ホラー・オカルト」で参加させていただきます♪

J.GARDEN公式サイト

配置は【み11a SUSSANRAP】です。

ジャストフィットな特設ジャンルにちなみ、しばらく在庫なしだった耽美風マイルドホラー小説(ピーター・カッシング当て書き)を新装版で復刊しました。タイトルは旧版から「恐怖!」を取り『脳人形の館』。(kindle版と同じになりました)16ページのカラー別冊ふろく付きです。(価格はまだ迷っているのですが、1200円前後になるかと思います)

「別冊ふろく」は、改めて見ると内容が単体では成立していないので、当初考えていた別冊ふろくのみの無料配布は行わないことにしました。(もしも当てにしてくださっていた方がいらしたら申し訳ありません💦)kindle版も表紙を差し替えるつもりなのですが、「別冊ふろく」電子版を作るかどうかについては、もう少し考えてから決めたいと思います。決定したらお知らせさせていただきますね。


『脳人形の館[新装版]』。表紙から「ピーター・カッシング生誕100周年」を外し、
ロゴをシックに(?)して漫画・イラストを外しました。
 
別冊ふろく表紙。本体で削除した漫画・イラストに加え、
「蔵出しパイロット漫画ラフ」を収録しました。

ふろくのほうは一昨日自宅に到着しました!小説本体は当日会場搬入なのでドキドキしております。これをセットにして販売します。


到着した「脳人形の館」別冊ふろく。
試作中のディスプレイと共に。


サイトに当日のお品書きページをご用意しております。サイト内でお試し読みもできますので、ぜひご利用ください。

直近イベント お品書き(&通販・kindle版リンク)


入場にはパンフレット『GARDEN GUIDE』が必要なので、事前購入なさった方はどうぞお忘れなく。これが入場証代わりになります。(事前購入するとwebカタログが使えたりして便利ですね♥)詳しくはJ庭公式サイトをどうぞ。

急に涼しくなりましたね。会場は状況によって暑く(熱く?(笑))なったり寒くなったりするので、調整がしやすい羽織りものがあると便利だと思います。

ではでは、会場でお待ちしております♥


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編集作業中のアレコレなどは、新設したサイト内ブログにわりとマメに上げております。(このせいで告知をした気分になってしまったんですね(^^;))舞台裏日記みたいなものでちょっとこことはノリが違いますが、よかったらご覧くださいませ。

Now Working On!~現在ンなことやってます~


2013年3月31日日曜日

隠れた傑作かも!『The Flesh And The Fiends』(死体解剖記)(1959)

 (旧サイト日記の塩漬け記事[2009/9/3]からSSブログに救出再掲…の、さらにblogger引っ越し再掲です(^^;)。UK版DVDを購入したときのレビューで、字幕なしで見たので勘違いがありましたらご容赦ください☆)

blogger再掲にあたり写真を撮りました♡


ちょっと鑑賞してから時間が経ってしまったんですが、ピーター・カッシング出演作で購入した『The Flesh And The Fiends』(VHS邦題『死体解剖記』)の感想です。

1959年のモノクロ作品ですが、見出しに書いたとおり、これは隠れた傑作かも!と思いました。お話は実話を元にしています。時は十九世紀初頭。エジンバラで解剖学を教えているロバート・ノックス博士が、バークヘアという二人組から解剖用の死体を買っています。この二人がじつは墓荒らし。火葬ではないので、埋葬されたばかりの死体を掘り出しているのです。新鮮であるほど高い値がつくことから、二人は次第に身よりのないホームレスなどを殺して「納入」するようになり、それが露見して逮捕。じつは博士も死体が自然死によるものでないことに気付きながら買っていた・・・というもの。
ノックス博士がピーター・カッシング、二人組のうちの一人ヘアがドナルド・プレザンスでした。(この人が出ているとは知りませんでした。チャッキーみたいな顔が怖い!)

このDVD、英語字幕さえないのがちょっと困るのですが、以前図書館で借りて読んだイギリスの犯罪史の本にバークとヘアの話が出てきたので、ストーリーは問題なく追うことができました。本のほうでは、絞首刑になった犯人は自ら解剖用に献体されるはめになった・・・という落ちがついてたと思います。映画のなかでも、刑を執行される前に犯人が神父さんか牧師さんかになにか言う場面があって、そのへんに関連したことを言っていたようなのですが、充分に聞き取れませんでした。(^ ^;)

「傑作かも」というのは、これが単なるホラーサスペンスではなかったからです。ジャケットやコピーはホラーとして売ろうとしていて、カッシングも片目がつぶれた、少し不気味な顔になっています。このジャケット写真を見ると、博士が悪の権化のように見えるのですが、そこは複雑です。

博士は出所の怪しい死体を買いますが、医学教育のためには必要なことと割り切っています。墓荒らしから死体を買っていると噂になっているのか、医学協会らしき組織の仲間からも、バークとヘアが捕まる前から何やら責められています。(推測ですみません、せりふが聞き取れないのです(^ ^;))博士は罪悪感など見せず、非難を軽くいなしてしまいますが、のちに自分の行為の意味を思い知って苦しむ場面があります。

バークとヘアが逮捕され、ノックス博士を非難するデモ行進も起こります。医学協会にも呼び出されてつるし上げられますが、それでも堂々としている博士。その帰り道、浮浪児の少女に小銭をねだられて、持ち合わせがないのだとやさしく言います。でも家まで来るならあげられるよ、と。(ようするに、根はやさしい人物だというシーンです)
しかしこの小汚い女の子は「No thank you.」と断ります。ここでのせりふも完全には聞き取れないのですが、「あなたがドクター・ノックスだったら怖いもの」みたいなことを、たぶん言われています。(あるいはノックス本人だと知ってて、ついていったら解剖されちゃうもん、とか言ってるのか?)そしてぱっと走り去ってしまいます。

ここで初めて、ノックスは愕然とした顔をするのです。うまいなあ、と思いました。理詰めでいくら責められても自分を正当化できるけど、こういうことで感情が動いてしまうという…。

最後に博士は、講義の前に学生たちにスピーチをするのですが・・・そこが全部聞き取れたらなあ。シーン自体、博士が一番非難されていたときには学生がほとんどいなくなって、そのあとで学生たちが戻ってきた、という感動的なシチュエーションです。講義のシーンは何回かありましたが、朗々とした口調に聞き惚れました。

バークとヘアが被害者を殺すシーンなど、かなりショッキングだったりするのですが…(モノクロだし、今のホラーと比べるとそれほどすごい映像ではないんですが、なぜかすごく怖い。やってることの意味が怖いんですよね。文字通り「ぞっとする」シーンです)、そういうエジンバラの貧民街でのセンセーショナルなドラマと同時に、ノックス博士の周りで論議される、医学の両義性、原罪性やリスクもテーマになっています。臓器移植が問題提起している今の時代にも、充分訴えるところがあると思います。
ほかに ノックスの教え子と貧民街の女性、別のノックスの弟子とノックスの姪の恋愛なんかも盛り込んであります。

…というわけで、このノックス役、フランケンシュタイン系統のキャラクターではありますが、紳士的な態度の下に隠れた葛藤がよりリアルで、カッシングのあたり役の一つではないかと思いました。
(フランケンといえば、足の不自由そうな浮浪児役で出てきたヒトは、フランケン一作目で、思春期のフランケンシュタインをやってたヒトだと思います。医師仲間の一人は、やはりフランケンで食堂のオヤジさんをやってたヒトでした。見知った顔が出てくると、「これは映画なんだから」と思い出せて、なんか安心します(笑))

DVDには、イギリス公開版と、より刺激的なシーンが一分ほど追加されているというヨーロッパ公開版が収録されていました。それに予告編と、アメリカ公開版のオープニング、公開時の広告画像など。なんとなくマニアックに充実していて「やっぱり『隠れた傑作』扱いなのかも」、と思わせます。日本での未DVD化はほんとに残念!ぜひぜひレンタルで見られるようにしてほしいですー!!

*     *     *

【2024年blogger引っ越し時追記】
ついに日本盤出ました!祝!!♥

死体解剖記 [DVD]


2012年10月16日火曜日

ホラー・ヒロイン・インタビュー"Scream Queens" BBC Radio 4

 今回はピーター・カッシングのネタではないんですけど、ハマープロ関連のお話がいろいろ聴けるBBCのラジオ番組ポッドキャストの情報です。


伝説のホラー・ヒロインへのインタビューでつづる28分のラジオ・ドキュメンタリーで、ホストはリース・シェアスミス。彼はマーク・ゲイティス(BBC SHERLOCKの脚本・出演・プロデュース)が所属する(していた?現在どういう扱いなのかよくわからないんですが)コメディーユニット、リーグ・オブ・ジェントルメンの仲間で、やっぱりホラー好きの方です。Psychovilleなどその手の番組の脚本・出演をしておられます。
わずか28分ですが、ヒロインで見るホラー映画の歴史、の感があるくらいてんこ盛りでした♪自分はハマーファンというよりただのカッシングファン(笑)なのですが、それでもとても楽しめたので、ハマー作品そのものに愛着のある方にはかなり楽しめるのではないでしょうか。

番組はハマープロ作品他に出演した、イギリスの伝説的なホラー女優さんへのインタビューと、実際の映画等の音源で構成されています。とても楽しかったです!ただ、自分はリスニングが八割方ペケなもので(^^;)、かなり悔しいです。

こちらのページから、七日間聴けるそうです。(現地時間で10/15に公開開始)


ページ一番下に、ゲストの女優さんたちとリースさんが撮ったオチャメな写真が並んでるのでそちらだけでもおすすめです♪バーバラ・シェリーとドラキュラを再現している写真が秀逸♪バーバラさんがクリストファー・リー役で、リースさんがバーバラさん役になっています。(笑)

ご出演女優さんはマデリン・スミス(カッシングが出ている『バンパイア・ラヴァーズ』『フランケンシュタインと地獄の怪物』に出ていますね!)、バーバラ・シェリー(自分が見たのは『火星人地球大襲撃』『白夜の陰獣』くらい…)、ジェーン・メロウ(『ハンズ・オブ・ザ・リッパー』。これはラストが泣ける隠れた傑作。グラナダ版ホームズでモリアーティー教授を演じたエリック・ポーター主演)など。シェアスミスのインタビューのほか、アーカイブですがイングリッド・ピット『バンパイア・ラヴァーズ』の色っぽくも哀しいレズビアン・バンパイア)が話している音源なども出てきました。

…リース・シェアスミス自身がホラーファンなので、ジャンルと女優さんたちに対して愛着とリスペクトを持っているのが伝わってきました。エンディングは「リース…リース…」と呼ぶ魔女のような声に応じた彼の悲鳴で終わる、というチャーミングな演出でした♪(笑)

ラジオって最近自分はほとんど聴かないんですが、音楽と効果音と声、という表現て想像力を刺激しますね。(『サイコ』の音楽なんかもう、映像なくてもドキドキしました!)BBCはよくラジオドラマもやっていて、キャストがけっこう人気俳優さんでクオリティーが高いんですよね。ちゃんと聴きとれたらなあ…。日本のオーディオドラマというと、声優さん人気に焦点が合ったアニメ寄りのイメージなんですが、あちらのはまた雰囲気も素材も違っています。ホラーのような、聴き手の想像力に働きかけるジャンルのものは特に、ラジオドラマも合ってるかもしれないな~、なんて思いました。


   *   *   *   *   *   * 


ついでにBBCのラジオ番組をMP3にしてとっておくことができるフリーソフトもご紹介しておきます。他にもあると思いますが、自分はこれを以前使ってやりやすかったので、さっそくこれでファイルにしときました♪(2013/9/1追記・Radio Downloaderは仕様変更により、BBC番組の保存ができなくなりました。BBCが今後過去の番組の配信サービスを始める計画があるとかで、その関係だそうです)

インストールしたソフトを起動してBBC Radioのアイコンをダブルクリックすると、アルファベットで番組を選ぶ画面になります。番組を選んで、上のバーにある"Download"をクリックすればOK。(タブのDownloadはダウンロード済み一覧なので、その下のバーのDownloadです。ちょっとややこしい)マイドキュメント内に自動的にDownloaded Radioというフォルダができて、そこにMP3ファイルが保存されます。

2012年5月27日日曜日

ホラー御三家ご生誕を祝う映画~マーク・ゲイティス氏のおすすめ~

 ええと、作夜書いたばかりですが、昨日5/26はピーター・カッシング丈のお誕生日でした。それから、今日5/27はヴィンセント・プライスクリストファー・リーのお誕生日。おめでとうございます!

じつは昨夜ツイッターのほうで、この記念すべき週末を祝うのにどの映画を見たらいいでしょうか?と、マーク・ゲイティスさん(@Markgatiss)に戯れにツイートしてみたんです。(ゲイティス氏は、最近はまっておりますBBCの現代版シャーロック・ホームズ、『SHERLOCK』の制作・脚本・マイクロフト役の方です。この方は以前ここでもご紹介しましたがホラーマニアで、ジェームズ・ホエールの伝記を書いたり、カッシングゆかりの地・ウィスタブルを訪ねてテレビで紹介するなんてこともなさっておられました。最近のツイッターでは「未記入の小切手を渡されたら何に使う?」との質問に「ホラー映画の脚本書いて監督する!」と答えておられました。迷いのない方ですね!(笑))
…そしたらなんと、ご返信いただけちゃったのです!正直まったく期待していませんでした! 



で、せっかくなので自分の「リプライいただいちゃった記念」(笑)も兼ねて、そのチョイスをこちらで記録しておきたいと思いまして、ご報告いたします。ゲイティス氏のオススメは、

"Horror Express"(『ホラー・エクスプレス~ゾンビ特急地獄行き~』カッシングとクリストファー・リー共演)と、
"Masque of the Red Deat"『赤死病の仮面』1964年版・ヴィンセント・プライス出演)でした。

 

ワタクシ、『ホラー・エクスプレス』はDVDで持っているんですが、もう一方は見たことがなくて、邦題も検索してやっと知った次第です。エドガー・アラン・ポー原作のロジャー・コーマン作品という…正直自分はホラーファンじゃなくて「カッシングファン」なので(笑)、ホラー偏差値(?)は高くないほうだと思いますが…それでも「これはかなりマニア的に本格的な選択では?」(=「ぶっちゃけツタヤじゃ借りられないんでしょ?」)という予感がひしひしと…。案の定、DVD情報を漁ってみたらレンタルはなくて(こんなん当たり前っ!)セルDVDもすでに在庫がないようで、中古もお高いっ!…今日見るのはスッパリあきらめました…。(^ ^;)

ゆえに今日は『ホラー・エクスプレス』のほうで手を打ちます。でも、いつも「カッシング丈にちなんで[黒ハート]」とか思うと、大好きな『フランケンシュタイン・恐怖の生体実験』あたりに偏りがちなので、今回は久しぶりに掘り起こして、リーとカッシング丈のラブラブ共演でなごみます~♪なにしろベッピンですからね、あの映画のカッシングは!!(笑)

でも、この『赤死病の仮面』、Amazonのカスタマーレビューなどでも隠れた傑作という評判で、アート系として評価もされているという珍しい作品らしいので、せっかく存在を知ったのだから、いつか見てみたいです。中古でなんとか…もうちょっと安く手に入らないかなあ…?ていうかレンタル商品出してくれませんか…!真剣にっ!(^ ^;)

<エンタメ・プライス>ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急“地獄”行 [DVD]

赤死病の仮面 [DVD]

 

 

 

 


2011年11月1日火曜日

祝!『地球侵略戦争2150』(1966)再発売♪

 

地球侵略戦争2150 [DVD]
ピーター・カッシングドクター・フーを演じた『地球侵略戦争2150』のDVDが、明日11/2再発売になるので、お祝い記事です♪
(タイトルではわかりにくいですが、これ、『ドクター・フー』の劇場版です。カッシングはこれと、もう一つ別の劇場版でドクターを演じています)

『ドクター・フー』は・・・、今更ですがイギリスの人気長寿番組で、謎の人物「ドクター」がターディスという電話ボックス型のタイムマシンに乗って冒険をするSFもの。これまでにたくさんの俳優さんがドクターを演じています。
比較的新しいシリーズが何年か前にNHKで放映されていましたが、その後日本での放映はちょっと滞っているみたいですね。
 
(自分は放映を2、3回見た程度で熱心な視聴者ではありませんでしたが、今ハマっているマーク・ゲイティス・・・BBCのドラマ "SHERLOCK"の脚本・制作・マイクロフト役・・・が、ドクター・フーにも脚本や出演で関わっているので、レンタルで見ようと探してみました。そしたらゲスト出演した回はまだ日本では放映されてなくて、DVDも出てなくてがっかりしました。何年か前のシリーズなんですけどねえ・・・(涙))
 
ドクター・フーは長いシリーズなので、いろいろと複雑な設定ができてるみたいです。詳しくはこちらをどうぞ。

で、『地球侵略戦争2150』ですが・・・シリーズの人気悪役種族ダーレクが地球を侵略する、というお話。(ダーレクはロボットみたいに見えますが、機械の中に乗ったまま一生を送る生命体、らしいです。飾りがついたゴミ缶みたいな外観(笑))ダーレクに占領されたイギリスで、レジスタンスたちとドクターはどう戦うのか?・・・とはいえ、基本的にお子さまSFですので、肩の力を抜いて楽しめます。しつこいようですが、ドクターがかわいい!(笑)

テレビで見たシリーズのオボロゲな記憶と比べると、ドクターは孫娘を連れた好々爺風で、テレビのように異星人という設定には見えませんでした。英語版Wikiで確認したところ、たしかに設定が違ってドクターは地球人で、しかも「フー」が苗字だったらしいです。(テレビシリーズでは単に「ドクター」で、名前は不明です)なので、ドクター・フー・シリーズとしてはちょっと異端なのかもしれません。たまたまターディスを発明した天才科学者、なのかな?

個人的には、これを前回DVDになったときに衝動買いしたおかげでカッシングに萌え返したので、記念すべき作品であります。これを見てなければ、今頃こんなものを書いてはいなかったはず・・・。(人生なんてDVD一枚で変わるんだわ・・・(笑))

カッシングのドクターは、まだ中年の頃に老けメイクをしていて、ヒゲにめがね。英国紳士フレーバーの「愉快ななんたら博士」風で、ほかの作品ではなかなか見られないコミカルなテンションです。この系統の役は、自分はこれと、『地底王国』しか見たことがありません。ほんとにキュート!もうたまりません!あと、レトロチックなメカデザインがけっこういい感じです。外観がかっこいいんですが、内装がいきなりチープになるのもご愛敬です。(笑)

特筆もので書いておきたいのが、音楽です。オープニングの音楽がすごく素敵で・・・レトロ感があって、疾走感もあって。なんか聞いてて盛り上がっちゃいます。音楽はビル・マクガフィーという方で、「Electronic Music」の肩書きでバリー・グレイ(『謎の円盤UFO』などでおなじみ♪)も参加しています。
 
このテーマ曲に乗せた映画のキャプチャー画像のクリップがYoutubeにあったので、リンクしておきます。カッシングのドクター姿と合わせてどうぞ♪



1500円の廉価は嬉しいですが、欲を言えばマニアックな作品なので、ちょっと特典がほしかったかなー・・・。(付けられるような素材は残ってないのかもしれませんが・・・)
 
それと、これ、劇場版ドクター・フーとしては二本目で、もう一本、カッシングがドクターを演じている"Dr. Who and the Daleks"(1965)の続編なんです。映画としてはこれ単独でも見られますが、カッシングファンとしては一本目のほうも見てみたい・・・字幕入りで出してくれないかなー、と切に願ってやみません。(充分な資金があったら自分で出したいくらいです~~っ!)

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